【韓国のSA図鑑3@현풍휴게소(현풍방향)/玄風休憩所(下り)】
こんにちは。カノンです。
久しぶりのSAシリーズです。めちゃたまってます。
かたつむりの速度になってますが、思いたった時に
少しづつUPしていきます。
久しぶりなので、なんでSAなんか載せるのか、
というところから書いておくと、
”面白いから”
です。
それぞれの地域の特産物の販売がある所、
地域の特色を出した展示がある所などが多々あって、
その場所だからの何かがあることがあります。
そこんとこが面白い。
あとは、個人的に韓国のSAの目を見張る成長ぶりに
感心しているから。十数年前と比べると、食事は
美味しくなったは、
さっきも書いたように各エリア
ならではの特色出すような造りになったは、
トイレが綺麗になったうえに、このトイレがまたちょっと
アートっぽくなってきたは……で。
楽しい場所なんですよ。韓国のSAは。
では、今日は玄風休憩所(下り)です。
大邱広域市達城群玄風邑にあり、1977年に建設されています。
ここはいつも素通りだったSAだったので、初めて
行ってみて、ほお!と思いました。いろいろあったので。
まずはどこのSAでも共通する施設から。
食堂ですね。
풍경마루(風景マル)が入店していますね~。
※풍경마루(風景マル)・・・韓食レストラン。SAや空港内に
店舗多数。美味しいです!
割と規模のあるSAならではの広さと明るさ。
お決まりのごちゃごちゃ~としたものを売るお店も
あります。じっくり見ると実は楽しいとこです。
↑小さな歴史館と名のつくこちら。
達城郡関連の情報スペースとなっています。
玄風休憩所(下り)でびっくりしたのは、ここ↑。
この石段を上ると樹齢500年のケヤキがあるという。
↑これですね。
素晴らしい!円形の広場の上部を全て覆っていました。
この木には2つの逸話があり、簡単にご紹介します。
97年、玄風SA建設中に、工事の車がこの木に近づこうと
すると、車が故障してしまい木を切ることができなかった。
これが1つ。
もう1つは、高速道路の竣工を記念して村人たちが
ご馳走を木に捧げたところ、イノシシが現れ、
それを食べてしまった。しかし、そのイノシシは
たちどころに死んでしまった。
というものです。
こういう類の話は、真偽が大切なのではなく、
そういうストーリーが存在すること自体に
意味がありますね。
次いきます。
ケヤキがある広場のすぐ近く、駐車場側には広いデッキが
あって、ここがなんかもう個性的。まず、デッキに向かう
橋がプロポーズブリッジになってました。
この橋の中央、
ここに二人で立つと、上部のライトが光、
プロポーズソングが流れると看板に書いてありました。
乗ってみました。
壊れてました。
……。
もうさんざん利用されてきたということでせう。
도깨비(トッケビ)がお出迎え。
トッケビというのは韓国でいう鬼のことです。
鬼のトリックアートが壁面に。
なんで鬼なのか。
達城群には玄風(ヒョンプン)市場いう市場があるんですが、
この市場には商売人の元にお客さんを連れてきてくれる鬼が
いたという言い伝えがあります。この鬼は人々の気がかり・心配事
を食べて生きていたようです。そんなストーリーに由来して、
このSAのテーマは鬼となっているわけです。
SAの面白いところはこういう所にあるわけですね^^
達城郡の観光案内も
いくつか。かわいいイラスト。
かわいらしく、でも分かりやすく作られていて、
なかなかいい案内板だな、と。
テラスデッキから見た駐車場風景。
駐車場側、つまり高速道路側とは反対側はこんな感じで
溢れる自然。
高麗(コリョン)郡の特産品が売られてました。
高麗郡は達城郡のお隣の郡ですが、ふむ。
ここで高麗郡のアイテムを販売するとは。
それもありですね。まあ同じ慶尚北道です。
さて、次はお手洗い。
もう上品な言い方はやめて、トイレといいます。
トイレはSAの要です。
だって、相当なマニアでない限り、SAを利用する目的は
大概トイレか食事でしょ。
そう。最近の韓国SAのトイレは綺麗なんですよ。
昔とは違います。
床を見てください。
タイルの使い方が結構いいセンス。
こちらのタイル使いもなかなか。
昔のトイレと違うのは、建築的な美も追及している
というところ。中央の茶色いのは壁なんですが、
右側が個室に続くスペース。左側は採光と、
あとは単なる建築上の美のみを追求して
作られている空間です。こういうトイレがあること自体
韓国のSAの余裕を感じさせられる。いいですねえ。
トイレ内ではぶらしの自販機がありました。
めずらしい。
どれくらい需要があるか気になる所です。
最後に、玄風休憩所のグレーチングをご覧ください、
お洒落!↓
では、また。
<DATA>
■@현풍휴게소(현풍방향)/玄風休憩所(下り)