<2018.7月ときめく大邱FAMツアー編①-2>
大邱@大邱美術館/대구미술관「澗松特別展」
こんにちは。カノンです。
昨日の続きです。
澗松の所蔵品は絵画ばかりではなく、
澗松印章などもあり、興味深いです。
チョン・ヒョンピル印だけでも色々な種類があり、
押印されたものを見るとなお面白いです。
印章も芸術だなあ、と。
他にも
白磁銅書鶏文壺なども。
展示の仕方も多様で、特に
この映像作品がよかったー。絵画をアニメーションにして
見せてくれるのですが、優雅な音楽と可憐で美しい絵画が
ひとつになって動き出すと感動ものです。
ソファに座って2回転ほど眺めました。
もっと見たかったけれど、次のスケジュールのために
速足移動が必要で、タイムアウト。これもまた見たいな。
こんな展示の仕方も面白い。
こちらは↑↑キム・ホンド(金弘道)の마상청앵(馬上聽鶯 )です。
花々が咲き乱れるのどかな春の日に、若いソンビが馬に
またがり、春を探しに出かけます。やなぎの上に一組のウグイス
がおしゃべりしながら遊ぶ様子を、まるで魂が奪われたかのように
、そのまま眺めている様子を描いた絵。
彼の時代の春はどれほど美しかったでしょう……。
※ソンビ・・・学識、礼節があり、儒教的な教えを重んじ
実践していた身分階級層
こちら↑映像作品で、
キム・ホンド(金弘道)の마상청앵(馬上聽鶯 )を
メディアアーティストの이이남(イイナム)氏がアニメーション
化したもの。私たちが마상청앵(馬上聽鶯 )に出てくる場面を
夢見ている、という設定です。
この方の映像作品もまたすごくいいんです~!
潭陽の竹緑苑にもこの方のアートカフェがあり、
行ってみましたが、映像作品が壁一面に溢れていて、きれい
でした。
またちょっと絵画に戻ります。
유자미(柳自湄)の지곡송학(芝谷松鶴)。
渓谷に丹頂鶴がいる様子、こんな風景見られる場所は
今じゃそうそうないと思いますが、朝鮮時代には
当たり前のようにこんな風景が広がっていたんだろうな、
と。
最近、朝鮮時代の様々な事柄に関心があるので、
この時代の作品を観ていると、タイムスリップでも
して、なんとか一目あの時代の様子を見れないものか、
などと、叶わぬことを思ったりします。
(のび太はいいな……なんて。)
정선(鄭敾)の풍악내산총람(楓嶽內山總覽圖)。
秋の内金剛全景を縮小して描いた朝鮮後期の作品。
奥が、이인상(李麟祥) の옥류동(玉流洞)、手前は은선대(隱仙臺)。
朝鮮時代後期の作品で、이인상(李麟祥) はこの時代でも特に
個性的な文人画家だったようで、詩書画一致に立脚し、活躍
した方だそう。こちらも眺めていると、今にも水が流れ出し
そうな感じ。
と、他にももちろん展示物はたくさんあり、もっと特筆すべき
作品も多くあります。
とっても長い記事になってしまいましたが、
展示空間を出るとお決まりのお土産コーナーが^^
訓民正音や、今回展示されていた絵画のクリアファイル
や、手前は定規ですね~。めっちゃモダン。
↑もお部屋に飾ったりすると素敵かも^^
インスタの時代だからこそ!?こんな撮影スポットも!
テディベア博物館好きの私、この光景見るだけで
満足です。
なんて風流。
是非皆さん足を運んでみてください^^
見ごたえ満載の今回の「澗松特別展」
9月16日までですヨ!
では、また^^
<DATA>
데구광역시 수성구 미술관로40
053-803-7900
10:00~19:00
※澗松特別展8,000ウォン
月曜休館
【オマケ】
既にもう終わってしまいましたが、
キム・ファンギ(金煥基】展も鑑賞しました。
ファンギブルーと呼ばれる、青というか、藍というべきか、
美しいブルーが有名です。
韓国の美術オークション会で高値がつく作品のトップ5
はだいたいこの方の作品だと言われているくらい。
ソウルには煥基美術館があるので、そちらでも作品を
鑑賞できます。素敵です。こちらも是非どうぞ!
今日2度目の、では、また!