カノンの韓国地方便り。  

慶尚北道、大邱を中心に韓国の地方あちこちを行ったりきたり。

南原(ナムウォン):南原で一番有名なパン屋、ミョンムン製菓

南原@ミョンムン製菓/명문제과

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こんにちは、カノンです。

韓国の地方都市の中には、時々全国的に

有名なパン屋さんってのがあります。

数は多くないけれど、例えば太田の聖心堂とか、

安東のマンモス製菓とか。(マンモス製菓は

パンよりケーキが印象的でしたが……)、

大邱ならサムソンバンチプとか。

とにかく名を知られるお店があります。

 

正直、日本のパンのレベルがとても高いので、

日本人が食べた時にそれらを美味しいと思うか、

もう一度食べたいと思うか、

というのは、もう各人の舌によるところで。

ただ、それらの店の代表的なパンは、モダンなもの

より、どちらかというと昔ながらの素朴な味のもの

が多い。妙に油っぽかったり、妙にパさっていたり。

でも、そういうのは美味しいとかまずいとか

関係なく、いわゆる懐かしい味。

そう、「懐かしい味系」に属するパン!

韓国では「懐かしい味系」パン屋がどうも名を馳せる

傾向にある。

 

ミョンムン製菓も、南原といえばミョンムン製菓という

くらい有名で。1980年代から続く店なので、それまでも

人気があったのだろうけど、最近南原という時に、

やたらミョンムン製菓の名が挙がるのは、2016年に

ペク・ジョンウォンのグルメ番組で美味しいと取り上げられたのが決定的だったのかな、と思う。

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このお店、メニューのほとんどが

「懐かしい味系」。

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お値段は、人気のもので

生クリームシューボル(1,700ウォン)

蜂蜜アーモンド(1,700ウォン)

手作りハムパン(3,000ウォン)

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ただ、ここ数年ほんとに人気で、

人気メニュー(写真は生クリームシューボル)

買いたいなら、週末は並ぶ。並ぶのだよ……。

(運が良いと、30分くらい遅くに行っても

買えるようだけれど、私はなんせ運が悪いので。)

 

というのは、

パンが焼ける時間が決まってる。

10:00

13:30

16:30

とね。みんなこの時間に合わせて列になって

いるのです。

 

昨年のとある日曜。

私、行きましたよ……。

13:40分に着いたら、もう話にならない。

整理券が配られてて、既に配布終了。

 

次は16:30!?

無理、無理。そんなに時間潰せない。

 

一度はあきらめるのも、街歩きを楽しんでいる

内に気づいたら16:30!あらら!時間潰せちゃったよ。

で、慌てて店の方に向かうも、遠くからも列が見える。

で、やっぱりアウト。

 

なんなのさ自分……。

なんてニアミス……。

 

それでも一口も食べずに帰るのはなんだか

くやしい。と、いいうことで、とりあえず

お店の中に入って、試食品をパクリ。

ふーん。これかあ。

シューボル、ふんわりした生クリームと

カリカリっとしたパン生地からは、

香ばしさがあふれてて。まさに懐かしい系の味。

 

ちょろっと試食品だけ食べて、

これからたっぷりお買い物されるであろう

列に並べた強者たちを横目に

お店を後にしたのでした。

 

いつか、また……。

会ひにゆくよ……。

 

 

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■ミョンムン製菓/명문제과

남원시 용성로56

TEL:063-632-0933

10:00~22:00

月曜定休、第5月曜は営業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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