大邱@国立大邱博物館/국립대구박물관
こんにちは。カノンです。
先週からは、こちらの記事で体験した旅のコースを順に
ブログにまとめています。
今回の旅は美活旅ですが、歴史的な遺物や美しいものを
鑑賞することも「美」を養うのに大いに役立ちますよね。
大邱にも博物館はたくさんありますが、
まずは大邱を代表する国立博物館であるこちらから
訪問してはどうか、と思います。
私はここ……おそらく4年ぶりくらいに来たかな。
久しぶりです。
常設展示の方には、大邱・慶北地域で発掘された遺物を
中心に展示されています。遥か昔、まさにこの地で
使われていた小道具や衣服、装飾品だと思うと
時代を超えて旅をしているような気分に。
ものすごくロマンを感じます。
アパートを建てる際に土中から出てきたものなども
多いようです。我が家の近所の公園にも
一部そういった遺物が発掘されたことを解説
する看板がありますが、あちこちから歴史的遺物が
発掘されているわけですね。
装飾品はその精巧ぶりに驚かされます。
特別な道具がなかった時代によくこんなに美しいものが
作れたんだろう、と。
日本語の解説もあります。
博物館は少し時間をとって、ゆっくりとまわれると
いいですね。
韓国の伝統衣装に関する展示も。
朝鮮時代のカッとよばれる伝統的な帽子の展示が
すごく面白かったです。こんな形のものもあったのか!
という再発見。それから近くで見ると、すごく丁寧な
作りで、これは芸術品だな、と。
韓服の展示もあります。
是非これも近くで展示をみていただきたいです。
布地や刺繍がすごく豪華で美しいです。
このコーナーでの見どころは、
故イ・ヨンヒ韓服デザイナーの作品が展示されている
ことです。
イ・ヨンヒと言えば、世界に韓服(ハンボク)という
名をしらしめた人物です。韓国人として初のプレタポルテ
デビューを果たした方でもあります。
伝統的な韓服にモダンな要素を取り入れ、ファッションとして
確立した功績は韓国だけでなく欧米でも認められています。
韓服がこれほど多様な形で表現できるのか、と驚かされます。
ちなみに……これは全く韓服にも博物館にも関係ないこと
ですが、故イ・ヨンヒさんは女優チョン・ジヒョンの義祖母に
当たる方です。チョン・ジヒョンがイ・ヨンヒデザイナーの
娘さんの息子さんと結婚されたので。
チョン・ジヒョンは孫嫁ということですね。
常設展示の他に、面白い企画展示も精力的に
行っている博物館だけに、個人的には特に企画展示を
期待してやってきました。今回は光の科学というテーマでの
展示です。
(2021年6月13日まで。その後は別の企画展示開催予定。)
とても小さな展示も拡大された写真を見ると、
そこに刻まれた模様の細かさがよく分かります。
なんと気の遠くなるような作業だったことか!
装飾品なども全て拡大してみると、どれも精巧な文様が
刻まれています。
これらの土器も紫外線やエックス線などをあててみると、
内部の構造まで確認することができます。
ただの装飾品に見えたものが、実は急須のように
水や酒などを入れることができる器であったり、
ということが分かるのです。
外見からでは分からない内部の構造が明らかになる
過程が、映像とともに確認できて、非常に興味深かったです。
国立大邱博物館をはじめ、大邱には様々な博物館が
あります。「博物館を巡る大邱旅」なんてのも
いいですね。
では、また。
<DATA>
■国立大邱博物館/국립대구박물관
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電話:+82-53-663-5200
Eメール:medicalsuseong@korea.kr(日本語可)